「医師の働き方改革」実現のためのタスク・シフト／シェアの推進，診療時間の縮減策について
患者様各位
医師の業務は，医療技術の高度化に伴って増加の一途を辿っています。そうした中，医師の負担を軽減するために，令和６年４月より医師の時間外労働の上限規制が開始されます。
医療の空白を生むことなく医師の労働時間の短縮を進めるためには，多くの医療関係職種が自らの能力を生かし，現行制度の下で実施可能な範囲において，医師の業務のうち，医師以外の職種が実施可能な業務を行っていく必要があります。このことを，「タスク・シフト／シェア」と言います。
また，医師の労働時間縮減のため，診療時間外の病状説明を控えさせていただき，また，午前中の外来診療時間の短縮を通して午後の専門治療に力を入れられるよう，必要に応じて外来新患数の制限等をお願いすることがあります。
これら「タスク・シフト／シェア」や診療時間の縮減等を通して，医師の負担を軽減しながら地域医療が継続的に守られますよう，これからも市民の皆様の御協力のほどお願い申し上げます。
院 長
「医師の働き方改革」への取組
当院では，安全安心で質の高い医療を提供するため，厚生労働省が推進する「医師の働き方改革」の趣旨に基づき，医療従事者の心身の健康を確保する以下の取組を行っています。
皆様の御理解・御協力をお願い致します。
取組内容
- 病状や手術，処置等の説明については，原則，平日の時間内に行います。
（※緊急時等やむを得ない場合はこの限りではありません） - 時間外や休日は，主治医以外の医師が対応させていただくことがあります。
- 複数主治医制・チーム制を導入しています。
- 健康に配慮した当直体制を取っています。
- 多職種へのタスク・シフト／シェアを推進しています。
