気仙沼市立病院

診療科・部門案内

認定看護師等の紹介

 認定看護師とは公益社団法人日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を有することを認められた者をいいます。高度化、専門分化が進む医療現場において看護ケアの広がりと看護の質の向上を目的としています。
 気仙沼市立病院には、現在4つの分野に計6名の認定看護師がおり、また、1名の専門療法士(専任看護師)がいます。認定看護師は、各分野において実践・指導・相談の役割を担っており、組織横断的な立場で日々活躍しています。また、糖尿病や栄養管理の面で様々な支援を提供するサポートチームも活動しています。どうぞ気軽にお声掛け下さい。

当院で活躍中の認定看護師等からのあいさつ

感染管理認定看護師 星 久美・小野寺 富士子

 院内感染発生を未然に防ぐことを最も重要な業務とし、 専門資格を有した医師・看護師・検査技師を中心としたICT(感染制御チーム)の中心として活動を行っています。
 定期的な現場ラウンドなどの他、地域全体の医療機関と連携していくため、 県内の医療施設と共同で定期的に合同カンファレンスを行っています。
 また、安全管理室とともに年に数回の職員研修も開催し、感染対策の向上に向け日々努力しています。 患者さんの医療安全と感染対策のためはもちろんのこと、気仙沼市に貢献できるような活動を目指しています。

皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師 小野寺 幸枝

 皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師のWOCとは、Wound、Ostomy、Continenceの頭文字をとっています。Woundは褥瘡や創傷、Ostomyは人工肛門や瘻孔、Continenceは失禁ケアを意味します。
 院内・外で活動し、褥瘡発生率低下に向けた取り組みや人工肛門を造設された患者さんの社会復帰支援、様々な皮膚の問題に対応しています。スキントラブルや排泄のことは相談しにくく、何十年も一人で悩まれている方もいらっしゃいます。日常生活の不安が少しでも軽減できるよう、継続的にサポートをさせていただきますのでお困りのことがあればご相談下さい。

緩和ケア認定看護師 吉田 良江

 緩和ケアは、がんによって患者さんが抱えている身体の痛みやつらさだけではなく、心のつらさ、生活のつらさなど、 さまざまなつらさを抱えた患者さん・ご家族の苦しみがやわらぎ、自分らしく過ごせるように支えていくケアをいいます。 緩和ケア室は、医師・薬剤師・看護師・リハビリ技師・栄養サポートチーム、総合患者支援センターなどのスタッフとともに、 緩和ケアチームとしてさまざまな面からサポート出来るよう活動をしています。
 また、緩和ケア外来もありますので、診療をご希望される患者さん・ご家族は当院の地域医療連携室を通して、ご予約ください。
 外来の患者さん、入院されている患者さんで、緩和ケアについてご相談がありましたら、いつでも担当の看護師を通じて、ご相談ください。

がん化学療法看護認定看護師 丹野 美紀・佐藤 紀子

 抗がん剤治療を行っている患者さんが、できるだけ生活の質を保ち続けながら、 最大限に治療の効果が得られるよう、患者さんと一緒に抗がん剤の副作用管理を行っていきます。 また、病気や治療に関連した患者さんの様々な問題に対し、多職種のスタッフと連携をとりながら、 患者さんと共に悩み、考え、患者さんの生活を支援させて頂きます。

NST:栄養サポートチーム 専門療法士・専任看護師 小野寺 さと子

 NSTの主たる目的は、患者さんに適切な栄養管理を指導・提言することで、治療、回復、 退院、社会復帰を図ることにあります。NSTは医師、歯科医師、看護師、栄養士、薬剤師、 リハビリ技師、検査技師、歯科衛生士、医事課などの多職種で構成されるチームで、 当院にも平成23年7月に設立されました。現在、約40人のメンバーが活動を行っていて、 週2回の回診とカンファレンスを行っています。
 また、各地で開催される学会や研修会等に積極的に参加し、平成24年から現在まで14 人のチームメンバーが日本静脈経腸栄養学会が定める「NST専門療法士」の試験に合格しました。 将来的には、全職員が栄養に関する知識や技術を習得できるような、全職員型のNSTを目指しています。

糖尿病サポートチーム 気仙沼市立病院 CDE一同

 私たちは糖尿病療養指導士(CDE)の資格を持った看護師・栄養士・検査技師などを中心として活動しているチームです。
 糖尿病は生活習慣病の代表的な疾患で年々増加傾向にあり、患者さん自身による自己管理が大変重要な疾患です。 私たちは患者さんが糖尿病と向き合い、継続して治療していけるよう様々なサポートを行っています。
 中でもフットケア外来は、研修を受けた看護師が糖尿病の合併症である神経障害の重症化予防を目的とし、 視力の低下や神経障害のある患者さんに対し,爪を切ったり魚の目・たこなどの足の手入れ、 さらに自宅で患者さん自身が継続して足のケアができる方法を一緒に考える活動をしています。
 フットケアに関わらず、糖尿病のことで不安なことや心配なこと、 聞いてみたいことがあればスタッフに気軽に声をかけてください!