1.はじめに
当科は東北大学第二外科の関連病院として、昭和34年に和賀井啓吉元院長が
赴任したことに始まります。当時からどんな病気でも手術を行なう外科として、
患者さんが都市部の病院に行かずとも、その時代の標準医療を受けられるように
努力してまいりました。さらに、昭和60年に遠藤渉院長が同第二外科より赴任してからは、
消化器・一般外科に加え腹部大動脈瘤などの血管外科を加えるようになり、
ほとんどすべての外科疾患を治療しております。
治療成績も全国水準を達成したばかりでなく、手術の危険性が極めて高い患者さんでも、
可能性がある限り治療をがんばってまいりました。
このことが、当科の医療レベルを向上させてきた最も重要な要因であると
考えております。近年、大学病院の医師不足から発した医師派遣機能の低下、
地方病院の医師不足・病院崩壊、産婦人科・小児科・救急・外科の医療崩壊、
診療科における医師の偏在、勤務医不足などさまざまな歪が表面化しています。
地域医療の崩壊を防ぎ、医者・患者の相互信頼関係を保つには、
住民の方に病院の実力・実績を知ってもらうことが欠かせないとの考えから、
当科では平成16年1月から病院ホームページに治療成績を公開しています。
患者さん、および家族の皆さんの深い理解を基に、当科で治療することのできる疾患、
最近の治療成績などについて明らかにした上で、より良い医療の実現を
目指したいと思います。 |
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